誠一郎は深雪にいわれたように地下鉄の入り口近くの交差点の角で待つことにした。しばらくすると、深雪が涼しげな夏のワンピースにアジアの民芸風のカラフルな布のショルダーバッグを肩にかけてやってきた。 「どこへいこうか?」 誠一郎は自分から誘ったも…
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